凌霄会会長卒業式祝辞

ただ今ご紹介に与りました凌霄会会長の安福です。皆様におかれましては、いよいよご卒業を迎えられ誠におめでとうございます。

また、本日ご参列頂きました校長先生をはじめ諸先生方の並々ならぬご功労に対し、改めて敬意を表したいと思います。

2年以上に及ぶ新型コロナとの戦いは現在も続いています。職場においても、ご家庭においてもこれまでと違った環境下に置かれています。そして学校は、授業の中断や例年行われるはずの数々の行事の変更や中止を余儀なくされました。特に毎年秋に行われていた「せいうん長商ふれあい祭り」が2年続けて中止となり、模擬店を楽しみにされていた方たちも多かったことと思います。特に専修生にとっては在学中1度も参加できず卒業されるわけですから、本科生とのふれあいの場を奪われたと思われた方もおられるのではないでしょうか。一方本科生の修学旅行はコロナ禍でいろいろ制約を受けたとはいえ、先生方のご尽力により実施できたことは、良い思い出となったことと思います。 

人生は一度しかありません。皆様には最高の人生を送って頂きたいと思います。いつもいいことばかりが続くとは限りません。私は落ち込んだ時、仕事がうまくいかないときには、水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」を聞きます。この歌は50年以上前にヒットした曲ですが、この歌詞の中に「幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね、1日一歩3日で3歩、3歩進んで2歩さがる、人生はワン・ツー・パンチ」という部分があります。この歌詞の意味は、幸せは向こうからやってこないから、こちらから幸せに向かって一歩ずつ着実に歩いて行こうといった内容です。人生100年時代と言われています。3歩進んで2歩さがっても、着実に1歩前進できるように頑張りましょう。

本校はこの一年の間に目覚ましいイノベーションを創出しました。その中で特筆すべきは、「株式会社NAGAZON」です。ご承知のように全校生が株主であり、定時制商業高校では全国初ということで、新聞に大きく取り上げられました。この会社が生徒にとっても地元商店街にとっても、お互いにウイン・ウインの関係が末永く築かれていくように、皆さんとともに見守っていこうではありませんか。7年後には本校は100周年を迎えます。その時には成長した「株式会社NAGAZON」をみんなで見届け、昔話に花を咲かせましょう。

さて、皆様にはご卒業とともに凌霄会の会員になっていただきます。本校のホームページに、凌霄会のバナーを貼らせていただいています。このホームページは、会の諸連絡だけでなく、会員間の交流の場に利用していただきたいと考え、昨年6月に開設しました。利用方法その他については、出来るだけ皆様のご意見を反映していきたいと考えていますので、ホームページのSNSや事務局を通じてご意見をお寄せいただければ幸いです。コロナ禍で外出もままならない状況の中、ホームページのSNSを是非ご利用頂き、大いに会員同士の交流を図っていただきたいと思います。

最後になりましたが、長田商業高等学校のますますのご発展と卒業生の皆様ならびにご参列の校長先生はじめ諸先生方のご健勝とご活躍をお祈りいたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

                                                凌霄会会長 安福 滋

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